先日、高1の娘がすごく怒って学校から帰って来ました。
どうやら、部活の先生と先輩から、
「毎年1年生がやっていることだから」と、先輩達しか出ない大会の事前説明や用具の事前受け取りに少し遠くの学校まで誰か数人で行ってきてくれと、当たり前のように軽く言われたとのこと。
しかも行かなければいけない日の前日に、しかも忙しい定期試験直前に急に押し付けられ、交通費も部から出ず自費だということで、とても理不尽だと感じたそうです。
likecatdogmonkey.hatenablog.com
娘達部活の1年生メンバーは、中高一貫校の為中学から引き続き高校でも続けているメンバーばかりなので、仲も良く団結力もあったので、みんなで怒りはしましたが、任務を全うしようと冷静になって行くメンバーを決め、交通費もみんなで折半することを相談して決めたそうです。
けれども・・・
次の日になり、任された用事も授業終わりの放課後に無事終わったそうなのですが・・・
娘はまだ怒っていました。
毎年1年生がやってきたからという理由だけで、当たり前のようにほぼ関係のない用事を忙しい時期に押し付けられた。
それもそうなのですが・・・
何より悔しかったのは・・・
そのことを同級生の部活仲間もほとんどの人が親に話したそうなんだけど・・・
その時に、親のみんながみんな「部活はそんなもんだ。1年生はそんなもんだ」と言っていたとか。
それをみんなから聞いて更に納得いかず、気持ちも分かってもらえなくて悔しかった。
と涙ぐんでしまいました。
確かに、私も前日に娘からその話を聞いた時に、みんなの親御さんと同じことを思いました。
そして、そんな理不尽さなんてまだまだカワイイものだとも感じました。
なので、娘の怒りを受け止めるのもそこそこに、部活の上下関係や部活での学びのこと、これからはもっとそういうことがでてくるかもしれないとのこと、自分の高校時代も同じようなことがいくらでもあったことなども話していました。
もちろん私も将来を見据えてのアドバイスのつもりだったのですが・・・
娘はそんなこと求めていなかったんですね。
娘に言われてハタと気付きました。
私達大人のように経験がまだまだ多くはない中、娘は高校生になったばかりという娘の世界の中で、理不尽というものを感じ、それでもやらなければいけないと判断し行動したけれど、やはり嫌な思い・経験をしたのです。
それなのに、娘の気持ちを受け止めるのもそこそこに、大人目線でのアドバイス。
私も今、夫や立場が上の人などから気持ちを受け止めて理解してもらえず同じようなことを言われたら、娘と同じ気持ちになっていたと思います。
もちろん、子供にはアドバイスも必要だけれど、まずはしっかり娘の気持ちを受け止めて理解してあげて、娘の気持ちがある程度落ち着いてから必要に応じてアドバイスするべきだったと反省しました。
娘も
仲の良い友達に
「娘ちゃんは、悩みなど話した時にアドバイスとかじゃなく、そうかそうかウンウンと私の言うことをしっかり聞いてくれるから嬉しいんだ落ち着くんだ」
と言ってもらって嬉しかったと同時に、私も親にして欲しいことはそういうことだったんだと最近気付いた。
特にパパはそれが酷い。
とボヤいていました。
更に反省です。
女子は特に共感力を重要視する傾向がありますよね。
共感大事です。
私もそうです。
なのに、娘に対してどうしても親目線になってしまい「教えてあげなきゃ」と思っていました。
けれども、今現在の娘の気持ちに寄り添うことが第一優先だと娘の言葉で改めて思いました。
とは言っても、男性(夫)の場合は大半が共感力より問題解決力を重視する男性脳の作りになっているとも聞くので、娘にはその話も少ししつつ、これからは気を付けるねと謝りました。
もう高校生の娘。
まだまだ子供だと思っていましたが、色々体験し考え行動してきたので本当はもう色々なことを分かっているのです。
けれども、やはり感情がまだまだついて来ない時があるんです。
大人ですらそういう時あります。
そんな時はまず「子供に親として」ではなく、1個人として今の感情に向き合ってあげなければいけないなあと反省しました。
私も子供と一緒に、親として一人の人間として成長していきたいと思います。
|
|
