4月も下旬になりましたね。
例年ならば、そろそろゴールデンウィークに向けて浮足立ってくる季節です。
そう、コロナ前の例年ならば。
けれども、今年は3年ぶりに緊急事態宣言もまん延防止等重点措置も発令されていないGW。
去年も一昨年も、我が家の住む東京には緊急事態宣言が発令されていた為、長期休みと言えど家に籠る日々でした。
けれども、今年は久々に発令無し。
なのでどうしようか、そろそろ動いてもいいものか、でも今年は意外と飛び石連休なので間に子供の学校や習い事、部活なども意外と多く入ってくるので、なかなか続けての休みは取れない感じ。
なのでどうしようかと話している時に、コロナ以降全く会えていない関西に住む私の両親から連絡がありました。
「2年ぶりに会いたいね、東京に行ってもいい?」と。
どうやら、もう感染状況も落ち着いてきているし、コロナ前同様、東京の孫に会いに来たいようなのです。
私の両親は、コロナ前は毎年のように、GWには東京の我が家に孫に会うのを楽しみに来ていました。
なので、もうそろそろそれを再開してもいいだろうと判断してのお誘いのようでした。
一緒に近くへ出かけたり、子供の部活試合があるなら見に行きたいなどなど、コロナ前のようなことを希望していました。
話を聞いていると、両親とどうも温度差を感じました。
もうそろそろ例年通りで大丈夫だろうと思っているのをとても感じました。
というのも両親が住んでいる自治体は、地方にしては少し大きい自治体ですが、住んでいる場所はその中でも田舎の方。
なのでそこまで周りの感染状況は酷くなかったようなのです。
けれども我が家が住む東京は、どちらを向いても人込みだらけの場所。
なので、1~2月の超ピーク時は子供の学校では学校単位ではなくクラス単位で何人も感染者が出ていたこと。
最近は感染者こそだいぶ減ってきましたが、ちょっと前に感染して家の中が大変だったという人の話を、人づてではなく本人から何人も何人も聞くこと。
近所の病院では、未だに発熱外来かPCR検査でインターホンを押している人を毎日何度も見るし、外に並んでいる(=通常の受診ではない)時も未だによく見かけること。
などなど、これまでは心配されるので、あえては言っていなかったこちらの少し前の状況&現状を伝え、東京はこんな状況だということを伝えました。
また、今は学校の行事でさえ、保護者・両親であっても1人しか参加できない状況。
祖父母の参加なんてもっての外、部活の見学なんてもっての外だということも伝えました。
そして、東京の人も出歩いている人は多いけれど、それはもうみんな生活があるからある程度の覚悟をもって自分の責任の下みんな行動していること、そうせざるを得ない状況、ある程度意識を変えなければ生活できない状況であることを伝え、実家周辺の状況とは違うと思うということも伝えました。
加えて両親共に70歳を過ぎる高齢者で持病もあるので、来るならばある程度の心づもりで来なければいけないことも伝えました。
よくよく聞いてみると両親は、東京は大変だということはニュースなどを見て聞いて知ってはいましたが、何故か我が家周辺もそこまでの状況だとは思っていなかったようでした。
私の話を聞いて、東京の我が家の周辺ではあまりにもコロナとの距離が近いこと、実家周辺とはあまりにも違うことに、とても驚いたようで即東京行きを断念することに決めていました。
こうは言いましたが、私も両親に大好きな孫を会わせてあげたいという気持ち、子供に大好きな祖父母と会わせてあげたいという気持ちはもちろんあります。
けれどもやはり、両親も高齢で持病もある為、万が一の時後悔はしたくないので、こちらの現状を知ってもらった上でお互いある程度納得して会うことを決めたかったので、心苦しかったのですがあえてこちらの少し前の状況&現状を伝えました。
けれども、毎年当たり前のようにできていた両親の楽しみ、子供の楽しみをコロナの為ずっと叶えてあげられていないので、何か他の案で叶えて上げられないかもう少し考えたいと思います。
なんの心配もなく、会いたい人が会いたい時に会える世の中に、早く戻ってくれることを祈るばかりです。
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