今年度に入り、GIGAスクール構想の名のもと、下の子(小4男子)の通う公立小学校では1人1台タブレットが配られました。
私の小学生時代は、やっと学校に1部屋パソコンルームができて感動した世代なので、時代の差をとても感じます。
けれども下の子にとって、タブレット、パソコン、スマホは生まれた時から当たり前に身近に家庭にあるもの。
正にデジタルネイティブ世代です。
そんな世代の子供に1人1台タブレット。
難なく使いこなしています。
前年度までは紙主体、不自由を感じていたことも、タブレットで即座に共有できています。
やはり1人1台タブレットは利点・恩恵が多いです。
例えば連絡帳。
前年度までは、毎日学校へ行ってから黒板に書かれた重要な連絡を書き写して持ち帰っていました。
明日の時間割や持ち物、今日の宿題、連絡事項などを、児童が個人個人で連絡帳に写して持ち帰っていました。
なので写し忘れたりお休みをした児童は、本人が友達に聞いたり、親がママ友や先生に連絡して教えてもらったり。
休みの連絡は連絡帳でするので、そこに書いてもらって近所の友達に持ってきてもらうこともありました。
けれども今は、その連絡帳の内容を担任の先生がタブレットのアプリ内で共有してくれるようになりました。
なので児童は連絡帳を以前のように写さなくてよくなりました。
1人1台タブレットを配られ、毎日持って行き持って帰って来るので、学校に行った人も休んだ人も、タブレットを開けば分かる状態にしてくれています。
コロナ禍ということもあり、休む機会も普段より多いのでとても助かります。
また、授業の内容などもタブレットで共有してくれています。
休んだ人の為に、授業ごとの板書を授業の最後に担任の先生が写真に撮り、アップしてくださったり、良い意見ややり方などを誰かがノートに書いていたりすると本人了承のもと写真に撮ってみんなに共有したりもしてくれます。
係決め、学活で決めることの意見、希望を何日までに入れておいてと投げかけ、それ専用のページを作っておいてくれ、学校の休み時間でも家に帰ってからでも、休んでいる人でも気軽に投稿できるようにしてくれたりもしています。
我が家の下の子はコロナ大流行時の一時、自主休校を選んでいたので、その時にとても有難さを実感しました。
その一方で、やはり弊害も感じます。
基本、我が家の下の子はタブレットを触っていたいので、どうしても意味もなく触る時間が多くなってしまいます。
学校から帰って来て、宿題を始めようとまずタブレットを出して宿題の内容を確認しようとするのですが・・・
何かを調べてみたり、先生がアップしてくれているもののバックナンバーを見たり、みんなの書き込みを見たり。
それだけでとても時間を使い、なかなか肝心の宿題に進みません。
音楽の授業の音源をあげてくれたりもしているので、それを聞きながら宿題をしたりもしています。
けれども曲が終わるとまたタブレットを操作してリピートしエンドレス。
その度に集中も途切れます。
そもそもそれを聞きながら歌いながら宿題をしていたりもするので、宿題に集中できているのかどうかも疑問です。
やっと宿題が終わって、今度は明日の準備。
またタブレットを開き明日の時間割と持ち物のチェック・・・
なのですが、やはりタブレットの色々な所を開いて見ています。
宿題から明日の持ち物準備まで、やる気を出せば30分もかからないところを1時間、ひどい時には1時間半もダラダラとかかることがあります。
これには私も何度も注意したのですが、一向に改善されません。
しっかりした子なら自分で目標・目的を持って行動できるのでしょうが、なかなかそういう行動が難しい我が家の下の子は、誘惑に負けてダラダラと目の前のタブレットを触ってしまいます。
1人1台タブレット、早くも恩恵・弊害の両方を実感しているところです。
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