だいぶ暑くなってきましたね。
夏休みが近づいてくると、本屋や図書館に並ぶ課題図書の数々。
1・2年、3・4年、5・6年、中学校、高校と対象を分けて設定してくれるので、子供に薦める参考になってはいるのですが・・・
昔からあるけど、そもそも課題図書って何だっけ?と思ったので調べてみました。
そもそも課題図書は
「読んで世界を広げる、書いて世界をつくる」をキャッチコピーに青少年読書感想文全国コンクールの課題図書として、毎年発表されている本のことを指します。
2021年の今年で67回目だそうです。
同コンクールは主催が公益財団法人 全国学校図書館協議会と毎日新聞社。
後援は内閣府・文部科学省 協賛はサントリーホールディングス株式会社。
同コンクール開催趣旨は
子どもや若者が本に親しむ機会をつくり、読書の楽しさ、すばらしさを体験させ、読書の習慣化を図る。
より深く読書し、読書の感動を文章に表現することをとおして、豊かな人間性や考える力を育む。
更に、自分の考えを正しい日本語で表現する力を養う。
同コンクールの対象図書には課題図書と自由図書があり、その課題図書にあたる本が毎年発表されているということです。
児童生徒は必ず在籍校を通じて提出しなければならないこと、後援が内閣府・文部科学省で、最優秀作品が内閣総理大臣賞、優秀作品が文部科学大臣賞となっていることからも、国からも後押しされていることが分ります。
そんな課題図書ですが、私も我が子も読んだことはあれど、このコンクールに応募したことは1度もありません(笑)
読む本を選ぶ時の参考にさせてもらっている程度です。
推奨するからにはやはり理由があると思うので、過去の課題図書も含め参考にさせてもらっています。
ちなみに、今年はこんな本が課題図書となっています。
1・2年(小学校低学年の部)
「あなふさぎのジグモンタ」
とみながまい/作 たかおゆうこ/絵
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「そのときが くるくる」
すずきみえ/作 くすはら順子/絵
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「みずをくむプリンセス」
スーザン・ヴァーデ/文 ピーター・H・レイノルズ/絵 さくまゆみこ/訳
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「どこからきたの?おべんとう」
鈴木まもる/作・絵
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3・4年(小学校中学年の部)
「わたしたちのカメムシずかん やっかいものが宝ものになった話」
鈴木海花/文 なたこうしろう/絵
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「ゆりの木荘の子どもたち」
富安陽子/作 佐竹美保/絵
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「ぼくのあいぼうはカモノハシ」
ミヒャエル・エングラー/作 はたさわゆうこ/訳 杉原知子/絵
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「カラスのいいぶん 人と生きることをえらんだ鳥」
嶋田泰子/著 岡本順/絵
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5・6年(小学校高学年の部)
「エカシの森と子馬のポンコ」
加藤多一/作 大野八生/絵
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「サンドイッチクラブ」
長江優子/作
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「おいで、アラスカ!」
アンナ・ウォルツ/作 野坂悦子/訳
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「オランウータンに会いたい」
久世濃子/著
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中学校の部
「with you(ウィズ・ユー)」
濱野京子/作
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「アーニャは、きっと来る」
マイケル・モーパーゴ/作 佐藤見果夢/訳
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「牧野富太郎 日本植物学の父」
清水洋美/文 里見和彦/絵
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高等学校の部
「水を縫う」
寺地はるな/著
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「兄の名は、ジェシカ」
ジョン・ボイン/著 原田勝/訳
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「科学者になりたい君へ」
佐藤勝彦/著
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興味のある方は、ぜひ読んでみて、コンクールに応募してみてください。