関西で育った私は、春に暖かくなってくると豆ごはんが食べたくなります。
春は豆ごはんの季節。
豆ごはんを食べたら、春が来たなあと感じます。
そう、豆ごはんが大好きなのです♪
私の周りの人もそうでした。
そして、東京で育った我が家の子供達も豆ごはんが大好き。
関西に住む母が、東京に住んでいる私達に宅急便で何か送ってくれる時に、春は必ず豆も送って来てくれていたのです。
なので私達家族は、東京に住んでいても春になると関西の豆ごはんを食べる習慣ができていました。
豆ごはんは全国共通の物だと思っていました。
なので特段何も気にせず食べていました。
けれどもある日、上の子が
「学校の豆ごはん、家のと違う!美味しくなかった!!」
と半ば怒りながら帰ってきました。
基本、給食大好きな上の子。
そして大半の子が豆ごはんは好きじゃないと言っていたとのこと。
なんのこっちゃいな、とよくよく聞いてみると
豆ごはんの豆がグリンピースだったと言うのです。
関西人の私、衝撃です!
カルチャーショックです!!
そりゃグリンピースのご飯は美味しくないわなあ。
え?そもそも私の食べていた豆って何?
と調べてみると、関西の豆ご飯の豆は
ウスイエンドウという関西ならではの豆だったようです。
し、知らなかった!
そういえば東京の我が家の近くのスーパーでは見かけません。
↑↑↑ ウスイエンドウ。
大阪府羽曳野市碓井(うすい)で栽培され始めたことが由来のようで、今は主に和歌山県で作られているようです。
グリンピースのような青臭さは無く、皮も薄いので、あのグリンピース特有のプチっとした感じはありません。
グリンピースより色味が薄いです。
薄緑って感じです。
これで250円でした。
↑↑↑ 炊いたら更に色味は薄くなって黄色っぽくなるものもあり、見た目はイマイチです。
かなり地味です(笑)
我が家はウスイエンドウ1袋に対して米3合で、味付けは塩大さじ1杯弱と乾燥昆布を入れてシンプルに炊きます。
最近おこわにはまっていて今回は家にもち米があったので
うるち米1合、もち米2合の計3合で、水加減は白米3合のラインより気持ち少なめの加減で炊き上げ、もっちり良い感じにできあがりました♪
どちらかというとお芋みたいなホクホクした感じですかね。
味付けは塩と昆布だけですが、豆の風味もして絶品です。
これが関西人だけの春の風物詩とは・・・
もったいない、もったいな過ぎる。
グリンピースの豆ごはんが苦手な方、是非ともウスイエンドウの
「関西版豆ごはん」
是非食べてみて下さい。
豆ごはんの概念が変わっちゃいますよ(笑)