子供が小さい頃から図書館通いを始めた我が家。
そのかいあって我が家の子供達は図書館好き、本好きに成長しました。
そして、そんな子供達の影響を受けて、本嫌いだった私も本を読むようになりました。
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そして先日、昔から続く超有名シリーズ本を読み始めたのですが、1作目は我が家の住む自治体の図書館にあったので取り寄せ予約をして読めたのですが、2作目が我が家の住む自治体のどの図書館にも置いておらず、取扱がありませんでした。
けれどもどうしても読みたかった私は、リクエストという制度を利用して申請してみました。
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最近、子供のシリーズものの新刊でこの制度を初めて利用していた私。
なのでこの制度を使えば、検討の末、取り扱ってくれることになれば図書館で購入してくれるだろうと思っていました。
私の読みたい本も今でも続く超有名シリーズで、以前は図書館でも取り扱っていたとのことだったので期待していました。
リクエスト申請してから1週間後、用意できた旨の連絡を受け、意気揚々と図書館へ取りに行きました。
すると・・・
なにやら受付からいつもと違う物々しい雰囲気の本が出て来ました。
普通の文庫本を申請したはずなのですが、その文庫本の上に厚めの専用ビニールブックカバーで厳重ブロックされ、注意書きの書かれた紙が表紙にも裏表紙にもつけられた文庫本が出て来ました。
そして、受付の方が
近隣自治体から貸してもらった本となります。
なので、大事に取り扱って下さい。
注意事項として貸し出しの延長はできません。
期日は必ずお守りください。
返却は必ずこの図書館のカウンターでお願いします。
通常の本のように同じ自治体の他図書館やブックポストへの返却はしないでください。
と口頭で説明されました。
相互貸借(相貸)というものらしく、近隣の自治体図書館と連携して、取扱の無い本を貸し借りし合う制度のようです。
本のブックカバーに添付された紙には、先ほど受付の方がおっしゃった注意事項と本の状態として、折れや汚れなどの箇所が細かく書き記されていました。
その箇所を本を開いて確認してみると、本当にちょっとした折れと汚れで、よく見つけられたなあと思ってしまうレベルでした。
自治体の本は結構汚れていても特記がないことも多いので、他自治体から貸してもらった本に我が自治体図書館がとても気を配っていることがよく分かりました。
また注意書き欄には、
「この本は他自治体図書館より特別に貸出を受けた貴重な本です。」
として以下のことも書かれていました。
「書かれている汚れなど以外のものがある場合は確認させていただく場合があります。
絶版等でもう手に入れることができない本の場合もありますので破損や汚れ防止にご協力ください。」
ひゃ~。
読むのにめちゃくちゃ緊張する。
我が自治体の本は細心の注意を払いながらコーヒー片手に読んでたこともあったけど・・・この本は絶対できない!
という気持ちになりました。
もちろん自分の自治体の本も大事に扱わないといけないのですが、他自治体から借りた本であることと、ここまで注意事項を書かれ厳重カバーされると、我が自治体の緊張感のようなものが伝わり、私も襟を正される思いになりました(笑)
リクエスト制度は、今までに1度だけ利用したことがありましたが、相互貸借で他自治体から本を借りたのは初めてだったので、こんな制度もあるのかという驚きと緊張感でかなり貴重な経験となりました。
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