色々な地域で加入が義務化され始めている自転車保険。
2015年10月に全国で初めて兵庫県が自転車保険の加入を義務化してから、ほかの地域にも徐々に広がってきているようです。
というのもたとえ自転車であっても、物を壊したり人にケガをさせたりすると道路交通法上での交通事故となり、高額な賠償責任が発生することもあるからだそうです。
その事例として、自転車で夜間走行していた男子小学生が歩行中の女性(62)と正面衝突して、女性が頭蓋骨骨折等の傷害を負って意識が戻らない状態となった事故で、2013年に約9500万円もの賠償金の支払いが命じられたそうです。
我が家の住む東京でも、2020年4月より条例が施行され自転車賠償責任保険等への加入が義務となりました。
大人のみならず、子供も自転車に乗るようになると関係が出てくることなので、やはり加入していると色々安心ですよね。
学校からも、未だに定期的にそのお知らせをもらってくることがあります。
けれども、我が家は「自転車保険」には加入していません。
詳しく言えば「自転車保険」という名前の保険には加入していません。
というのも、既に加入している保険で必要な要件が満たされているからです。
「自転車保険の義務化」と騒がれていますが、必ずしも「自転車保険」と名前がつく保険である必要はないらしく、事故相手への損害賠償が補償される「個人賠償責任保険」があればよいとされているそうなのです。
そのため火災保険や自動車保険、傷害保険などの特約や、クレジットカードの付帯保険などでも問題ないそうなんです。
ただし、個人賠償責任保険だけだと自分自身への補償はないそうです。
自身のケガの治療費や死亡・高度障害などに備えたい場合には、自身への補償がついている自転車保険を選ぶのが良いようです。
とは言え、自分の加入している保険にその個人賠償責任保険が付いているかどうか分からないこともあると思います。
実は我が家もそうでした。
そういう方は、加入保険会社に直接問い合わせると教えてくれるので確実です。
我が家も問い合わせ、今の保険で個人賠償責任保険が付いているか確認し、子供も含め契約者である夫以外の家族も対象だということを確認しました。
その際、我が家は家族全員対象でしたが、同居の家族でも既婚の子供は対象外だったり、別居でも未婚の子供は対象だったりと色々条件によって違うということを教えていただきました。
保険によっても違いがあるかもしれないので個々で確認するのが一番確実だと感じました。
加入義務の地域にお住まいの方も、そうでない地域にお住まいの方も、気になる方は加入保険に是非問い合わせてみてください。
もしもの時の家族の安心材料になるかもしれませんよ。
|