先日、新型コロナウィルスの新たな変異株が日本でも確認されましたね。
名前はο(オミクロン)株で、これまで例のないほど多くのスパイクの変異がみられるそうです。
警戒度4段階の内、最高の「懸念される変異株(VOC)」に指定されたようですね。
今後がとても心配で気になるところです。
高 懸念される変異株(VOC)
↑ 注目すべき変異株(VOI)
↓ 元VOI変異株(VUM)
低 VUMでもない変異株
そもそも、新型コロナ変異株は当初「イギリス型」「インド型」など、最初に見つかった国や地域の名前で呼ばれていましたが、偏見や差別が生まれる懸念があることから、WHO(世界保健機関)が2021年5月末からギリシャ文字をあてがうようになりました。
そこから、ギリシャ文字になじみのないカタカナの苦手な私は、混乱し始めてしまいました。
ということで、わかりやすくまとめてみました。
ちなみにギリシャ文字は24文字です。
ギリシャ文字 | 確認時期 | 発見場所 | 警戒度 | |
---|---|---|---|---|
α アルファ |
1 | 2020.9 | イギリス | VOC |
β ベータ |
2 | 2020.5 | 南アフリカ | VOC |
γ ガンマ |
3 | 2020.11 | ブラジル | VOC |
δ デルタ |
4 | 2020.10 | インド | VOC |
ε イブシロン |
5 | 2020.5 | アメリカ | |
ζ ゼータ |
6 | 2021.1 | フィリピン | |
η イータ |
7 | 2020.12 | 複数国 | VUM |
θ シータ |
8 | 2021.1 | フィリピン | |
ι イオタ |
9 | 2020.11 | アメリカ | VUM |
κ カッパ |
10 | 2020.10 | インド | VUM |
λ ラムダ |
11 | 2020.12 | ペルー | VOI |
μ ミュー |
12 | 2021.1 | コロンビア | VOI |
ν ニュー |
13 | |||
ξ クサイ |
14 | |||
ο オミクロン |
15 | 2021.11 | 南アフリカ | VOC |
π パイ |
16 | |||
ρ ロー |
17 | |||
σ シグマ |
18 | |||
τ タウ |
19 | |||
υ ウプシロン |
20 | |||
φ ファイ |
21 | |||
χ カイ |
22 | |||
ψ プサイ |
23 | |||
ω オメガ |
24 |
表にすると、ギリシャ文字も新型コロナの変異株の種類も分かりやすくなりました。
そして、13番目のν(ニュー)と14番目のξ(クサイ)は飛ばされていることが分ります。
理由としては
ν(ニュー)は「new」という言葉と混同するため、ξ(クサイ)は一般的な姓であることから避けたというのが一説のようです。
けれども一方では、クサイについては、英語ではxiと書き、中国の習近平(シーチンピン)国家主席の「習」の字も英語では「Xi」と表記することから、WHOが中国に気を遣って使用しなかったのではとの臆測も広がっているようです。
なんにせよ、変異株もこれで最後にして欲しいというのがみんなの本音でしょう。
新型コロナウィルスの終息が一日でも早くきますように。
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