東京都教育委員会が先日、東京都立高校を中心とする都立学校で、いわゆるブラック校則と言われている校則を見直し、来年度の2022年度から5項目を全廃することを明らかにしたそうです。
東京に限らず、昔からありましたよね、ブラック校則。
もちろん教育の場として、まだまだ心身共に発達途中の生徒を指導する為に必要な厳しめの校則も必要だと思います。
けれども必要性が疑われる、理不尽かつ時代にそぐわない校則、ブラック校則ってありましたよね。
毎年のように生徒や保護者から疑問の声が上がるも、
「校則だから」
という一言で従わざるを得なかった意味不明の校則。
東京都教育委員会は、こういうブラック校則の必要性を点検するよう学校側に通知し、各学校で生徒会役員と教員が意見を交わしたり、保護者から聞き取りをしたりした結果、5項目の廃止を決めたそうです。
- 髪を一律に黒く染める
- ツーブロックを禁止する
- 謹慎は校内の別室ではなく自宅で行う
- 下着の色を指定する
- 「高校生らしい」などの曖昧な表現で指導する
これら5項目の校則は、来年度から全ての都立学校で廃止となるそうです。
一方で、
- 地毛証明書を任意で提出する
生まれつき髪が黒くない生徒や、くせ毛の生徒に地毛証明書を任意で提出させる校則については、このタイミングで廃止を決めた学校もあるそうですが、一部の学校では生徒や保護者から「届け出を残して欲しい」という声があった為そのまま残す学校もあるとのこと。
都立学校は4月から、ホームページ上で校則を公開する予定とのことです。
東京都がとうとう動いてくれました。
これらはとても大きな動きですよね。
やっとです。
これを機会に、都立学校と言わず、他の都道府県立の学校や自治体の公立中学校、私立学校などでもブラック校則改正の動きが広まってくれたらなあと思います。
未来ある子供達を育てる為に、意義のある校則の下で子供達が学校生活を謳歌できるよう、指導してもらいたいと思います。
|