先日、中高一貫校に通う中3の娘が、学校の図書館本を借りて来ました。
そこに付属していた貸出カードを見て、親子共に色々なことを感じたので書きたいと思います。
古典の授業で調べものをしてくるよう言われたという娘。
ネットではなく本で調べてくるようにとのことだったので、学校の図書館で日本の古典文学の本を借りて来ました。
ねえ見て!この本こんなに古いの!
しかもこれだけしか借りられてない(笑)
と、本の貸出カードを見せて来ました。
貸出カードとは別に、返却予定日のみを押印した用紙もこのように貼り付けられていました。
53年って1953年だよね、すごくない?
いやいや、さすがに昭和53年でしょ。
でも私の22年になってるから西暦でしょ。
今は西暦表記みたいだけど、ほら62年の次は1年になってるから、これは平成元年でしょ。
昭和は64年までだったよね。
それにこの本昭和50年初版になってるからやっぱり最初は昭和表記だよ。
まあそれにしても私の生まれる前だわ、すごいね。
歴史を感じる。
じゃあややこしくなるから92年からは西暦に変えたんだね。
そうみたいだね。
それにしても・・・
あなたが借りる前に借りた人は1993年・・・
30年弱誰にも借りられてなかったんだね(笑)
と娘と2人で推理や想像をしながら大盛り上がりしました。
この本、色々な意味でスゴイです。
初版が50年弱前。
そして学校の図書館本となり、初めて誰かが借りた日からの計算でも45年ほど学校に置いてあるのです。
その間借りたのは、娘を含めて19人。
しかも貸出カードには、返却予定日の記載のみで生徒の名前は書かれてはいませんでしたが、教員のみ名前と教員マークも書かれていて2名の教員が借りていました。
そしておそらく、近い日付は貸し出しの延長も考えられるので、同一人物が借りた可能性も大いにあります。
なかなかの不人気具合の本です(笑)
古典文学の本なので個人的にはなかなか借りないだろうし不人気具合も分かりますが、娘が授業の調べもので借りたように、毎年娘の学年ぐらいや高校生で授業の調べもので借りる人もいるように思うのですが・・・
娘のようにこの本を借りて調べものをした人は、ほとんどいなかったようです。
それでも図書館にはこの本を置いてくれている事実。
ありがたいと思う反面、
そんな本を置いておいて意味があるのかなあ。
実際私は助かったけれど、そんな読まれない本ばかり図書館に置いてはいられないよね。
図書館本はどういう基準で置いているんだろうね。
と親子共々色々考え感じた出来事でした。
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