先日、小4の息子が
足が痛~い
と学校から帰って来ました。
そのことで受診し、色々先生に教えていただいたことを紹介したいと思います。
痛くなった理由を、息子によくよく聞いてみると、
体育の授業の時、鬼ごっこのようなことをして逃げている時に、誰かに足のアキレス腱らへんを蹴られたような気がする。
でも誰に蹴られたのか分からないし、本当に蹴られたのかもよく分からない。
その時は少し痛かったけれど、すぐに大丈夫になった。
でも下校前ぐらいから、歩くと痛くなってきた。
とのこと。
語彙力の少ない息子の説明では状況がよく分からなかったのですが、何とかここまで引き出せました。
恐らくこんな状況だったようです(笑)
それぐらいなら良くあること、すぐに治るだろうと、その日は家にあるシップだけ貼って様子を見ていました。
・・・が
翌朝(発症2日目)もやはり痛いとのこと。
なのでまた新しくシップを貼直し、その日は体育の授業等遊びも含め運動系全般やめておくよう伝えたのですが・・・
学校から帰って来ると、
昨日より痛くなってる。
昨日はアキレス腱らへんが痛かったのに、今日はかかとらへんが痛い。
とのこと。
体重が乗ると痛いようで、歩く時、引きずるようにしていました。
何かおかしいと思い整形・形成外科へ。
問診表に「かかと周辺の痛み」と書いたのですが、先生はその情報と息子の足を何カ所か押し、息子に痛いかどうか聞いただけで症状を理解されました。
そして、念の為レントゲンも撮り、確認してから踵骨骨端症(しょうこつこったんしょう)でしょうとの診断でした。
踵骨骨端症とは・・・
10歳前後の男児に多くみられる病気で、かかとの軽い腫れや、押すと痛い、歩くと痛いという症状がみられるそうです。
過激な運動の後に症状が出ることが多く、かかとの痛みの為、つま先歩きになることもあるそうです。
発育期の子どもの弱い踵骨骨端部(かかとの骨の端でアキレス腱が付着しているところ)に運動などで負荷がかかり、そこにアキレス腱の引っぱる力が持続的に加わることで、踵骨に血流障害が起こり、踵骨骨端核(かかとの骨の骨端軟骨より先の部分)の血流障害や炎症が起きて痛みが生じるようです。
息子ぐらいの年齢の成長期の子供には比較的よく見られる症状のようですが、症状が酷い人も中にはいるようです。
けれども幸い息子の場合は、さほど症状は重くないようで、
痛がるようなら少し安静にして、少し痛いぐらいで本人が動きたがるようならサッカーなどの激しいスポーツはダメだけれど、学校の体育ぐらいの運動ならしても大丈夫
とのことでした。
そして念のため湿布を処方して頂きました。
先生の言葉に、ホッとし帰宅しました。
そして、その後の息子の症状は・・・
発症3日目(受診翌日)には、少し痛い程度で普通に歩けるように。
そして、学校休み時間の校庭遊びも、帰ってからの公園遊びもやりたがったのでさせましたが、悪化はしていないようでした。
ただ高い所からジャンプなど、足に大きな衝撃が加わるようなことはやめるように伝えました。
発症4日目はシップを貼るのも忘れるぐらい、ほとんど痛くないようでした。
こんな感じで、息子の足の痛みは軽度の踵骨骨端症のようでした。
息子の話や先生のお話を聞く限り、アキレス腱をお友達に蹴られたのではなく、足に急激な負荷がかかっての発症だったのかもしれません。
上の子は女の子でそんなに激しい動きをしない為か、そんな症状は出たことがなかったので、二人目にして驚きの初体験でした。
これからも、男の子に多い怪我や病気にまた遭遇するかもしれません。
そのことを心のどこかに留めつつ、もしもの時は親としてあまり動揺することなく対処していけたらなあと思う出来事でした。
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