家に子供がいると、虫を捕まえてきたり、金魚をもらってきたり、あれを飼いたい、これを飼いたいなど言ってくるので、ご家庭によって色々飼わされることも多いと思います。
我が家もそうで、カマキリだったり、カブトムシだったり、カニだったり。
決して大きな生き物ではないのですが、毎年のように何かを飼わされています(笑)
子供は気軽に言いますが、やはり小さいといえど「命」を飼うのです。
餌に始まり、飼育環境を調べ整え、それを継続する。
飼う以上、その命を守る為にその義務が発生することを、子供に教え続けながら毎回飼っています。
けれども先日、下の子(小4男子)がお友達からもらってきて、とてもかわいがっていたヤモリが、我が家にきて1週間ほどで死んでしまいました。
しっかり調べ、餌もあげ、環境も整えていたはずなのですが・・・。
下の子はもちろんとても落ち込んでいました。
けれども、
ヤモリの捕まえ方調べる!
と、すぐにヤモリの捕まえ方を調べ始めました。
そして、捕まえるための仕掛けを作り始めました。
どうしても、ヤモリをもう一度飼いたいのだとか。
けれども飼育ケースには、動かなくなったヤモリがまだいるのです。
それなのに新しいヤモリを捕まえることばかり考えて行動する下の子がいました。
これには私も、流石に冷静に諭しました。
死んだから次の子ではないでしょ?
頑張ってお世話しても生き物だから死んでしまうことはある。
でも、生き物をお世話をする以上、死んだ子のお世話まで最後までしてあげなきゃ。
でも、下の子はヤモリを飼いたいという気持ちの方が先行し過ぎて、気持ちは新しいヤモリのことばかり。
やめようとしませんでした。
なので
もし自分がヤモリだったらどう思う?
死んだ時、お世話してくれてた人、例えばママがヤモリが、死んだからって、すぐに「次の子捕まえて来ようっと♪」って言って死んだままほったらかしたら、そんなことされたらどんな気持ち?
と、伝えました。
かなり荒治療ですが、自分に置き換えないとなかなか理解できない下の子の為に、心を鬼にして伝えました。
それは嫌だ・・・。
でしょ?
悲しいでしょ?
じゃあ、ヤモリを最後までしっかりお世話して見送ってあげよう。
と、一緒にお墓を作りに行き別れを告げてきました。
生き物を飼うということは命を飼うということ。
死んだら終わりじゃないんです。
ましてや自然から勝手に我が家に連れてきて飼わせてもらったんです。
しっかり最後の最後まで面倒をみてこそ、礼儀だと私は思います。
命は大切なもの
命は最後の最後まで面倒をみるもの
子供達に伝わりますように。
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