東京オリンピックがとうとう開催されましたね。
東京へのオリンピック誘致が決まって日本が湧いたあの日、2013年9月7日がもう8年も前になるんですね。
当時から都内に住んでいた我が家は
「東京オリンピックの時、上の子(当時小1)は中2、下の子(当時1歳)は小3なんだね。想像できないわ。でも近いし見に行けるといいね。」
と家族内のみならず、実家の両親とも夢いっぱいに話していました。
けれども、いざ2020年になってみると、世の中は新型コロナウィルスの影響でパンデミック。
東京オリンピックは1年延びるという異例の措置。
そして2021年、まだ収束していないにも関わらず、予定通り1年遅れの開催。
都内在住の私達は、近いにもかかわらずもちろん見に行けません。
それどころか、緊急事態宣言が発令されステイホームを呼びかけられていて外にすら思うように出かけられません。
・・・こんなの想像もしなかった。
8年前は夢や希望でいっぱいだったのに、実際は感染に気を付けながらの最低限の生活。
オリンピックどころか、週末のお出かけ、長期休みの帰省さえずっとできていません。
そう、帰省。
私達家族はもう1年半実家に帰省していません。
長期休みはいつも通りあるのですが、帰省は2020年の正月以来できていません。
毎年、お盆・お正月は実家に帰省し、GWなどには両親や義両親が都内に遊びに来ていました。
けれども、その全てができておらず両親、義両親には1年半会えていません。
なので、子供達は帰省したがり、両親(子供達にとっての祖父母)に会いたがります。
テレビ電話はしますが、やはり実際会うのとは全然違いますもんね。
一緒にご飯を食べ、学校でのこと・できるようになったことを何気なく話し、時に甘えコミュニケーションをとる。
そんな毎年当たり前にできていたことが全くできていません。
実家は私・夫共両方関西なので私達の住む東京からは新幹線や飛行機の距離。
なので東京から実家に知らず知らずに持ち込んでしまう心配もありますし、途中で私達が感染してしまう危険性もあります。
リスクが高くて帰省できません。
けれども、都内や東京近郊に実家のある人は会いに行っている人もいるので、子供が学校でそういう話を聞いてくると、
「いいな~僕もおじいちゃん&おばあちゃんの所に行きたいなあ」とよく言います。
その度に可哀そうだなあと思ってしまいます。
両親ももちろん孫に会いたがります。
孫の成長が一番の楽しみなんです。
けれども会えません。
そして離れて暮らすからこそ高齢両親の老いを会った時に毎回感じていたので、できるだけ実際会って親孝行をしたいと思っていたのですが会えないのでそれも叶いません。
こんな状況では会いに行けません。
東京オリンピックは行われ、国内のみならず国外からも人がいっぱい動いて来ているのに・・・。
これでは世の中の状況がもっと悪化して、更に会える日が遠のいてしまうのではないでしょうか。
なんとも複雑な気持ちになってしまいます。
何の心配もなく帰省できるようになるのは、いつになるのでしょうか。
当たり前だった幸せを早く取り戻したいです。
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