図書館通いや本を読むことが大好きな我が家の子供達。
下の子(小4男子)は自分の好きな本も読むのですが、家でやっている市販の問題集の国語の問題に出てくる物語文を読んで解いている時、
「このお話の続きが気になるから図書館で予約して!」
と言うことがあります。
でもそういう本って、ここだけの話、図書館であっても手に取ろうと思わない外見の物が多いのです。(←失礼!!)
でも、きっかけさえあって読んでみると興味が湧くんですよね。
食わず嫌いならぬ読まず嫌い。
そんなのもったいないですよね。
そんな子供にも興味が湧いて面白く、小3小4の読解問題にも取り上げられている本を紹介したいと思います。
目次
- 「ふしぎの時間割」岡田 淳
- 「お父ちゃんの音や!」大野 圭子
- あさのあつこセレクション「The MANZAI」あさの あつこ
- 「オニババと三人の盗賊」・「ヨコヅナ大ちゃん」重松 清
- 「23時間57分のひとり旅」さだ まさし
- 「チョコレート戦争」大石 真
- 「窓ぎわのトットちゃん」黒柳 徹子
「ふしぎの時間割」岡田 淳
偕成社 小学校中学年から
言葉を話す黒ねこと遊ぶみどり。
メイコの泣き声で教室がゆれ、魔女が給食を作る。
どこかの小学校で毎時間起こるふしぎな物語。
受賞歴:日本子どもの本研究会選定図書(1998)
全国学校図書館協議会・選定図書(1998)
日本図書館協会選定図書(1998)
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「お父ちゃんの音や!」大野 圭子
文研出版 小学校高学年から
明石から淳のクラスに転校してきた耕太は、玉子焼きのお店がなくてがっかり。淳とたこ焼き屋に行くが、店のお兄さんと大げんか。淳は言いたいことを言う耕太に感心する。夏休み、淳と明石へ玉子焼きを食べに行った耕太は、別居中のお父さんに会いたくなり……。
'12年度読書感想画中央コンクール指定図書
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あさのあつこセレクション「The MANZAI」あさの あつこ
ポプラ社 小学校中学年から
中学2年で転校生の瀬田歩は、クラスメイトの秋本貴史に「付き合ってくれ」と言われる。秋本は一緒に漫才のコンビを組んでくれという意味で言ったのだが、瀬田には同性愛の申し出の様に聞こえ戸惑いを隠せずにいた。その後瀬田は無理矢理コンビを組まされ、文化祭で「漫才ロミオとジュリエット、ほんまは、あんたがアホやねん」を行うことに・・・
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「オニババと三人の盗賊」・「ヨコヅナ大ちゃん」重松 清
どちらも「季節風 秋」(文春文庫)に掲載。
「オニババと三人の盗賊」
小学校近くにある馬場文具店のおっかなくて、せっかちな店番のおばあさんと、その店で万引きをした小学生3人のお話。
「ヨコヅナ大ちゃん」は少年相撲大会で個人戦四連覇を続ける優勝候補だが、気になる女の子に体型をからかわれて意気消沈する小学六年生の男の子のお話。
普通の大人が読む文庫本で難しめの漢字にはフリガナが打たれていますが、小4以下の子が一人で読むには少し難しい本だと思いました。
けれども内容はすごく良く、小学生でも楽しめます。
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「23時間57分のひとり旅」さだ まさし
くもん出版 小学校中学年から
「こころ」を歌い続ける歌手さだまさしが書いた児童文学第3作。
「家族って何?」がテーマの作品です。
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「チョコレート戦争」大石 真
理論社 小学校中学年から
有名なケーキやさんのウィンドウガラスが割れて、居合わせた明と光一が犯人にされてしまう。そこで子どもたちは立ちあがった…。
1965年の初版以来50年以上継続されて販売されているロングセラー作品。
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「窓ぎわのトットちゃん」黒柳 徹子
講談社(青い鳥文庫) 小学生から
小学1年生で退学となったトットちゃんが新しいく通うことになった学校トモエ学園でのユニークな教育と、そこに学ぶ子どもたちの姿をいきいきと描き、戦後最大のベストセラーとなり、世界中で愛読されている黒柳徹子の自伝的作品。
いわさきちひろさんの絵もとても素敵な作品です。
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お子さんの読書感想文や、どんな本を勧めればいいか迷っている方がいたら、参考にしてみてください。