随分前、まだ下の子(小4男子)が抱っこの赤ちゃんの頃、個性的なある有名塾の塾長さんの講演を聞きに行きました。
その時、その塾長さんが言っていました。
「男子の行動が理解できないというお母さまの相談をよく受けます。
男子は犬だと思って接して下さい。」と。
とても衝撃的な発言でした。
その真意は、自分(母)とは全く違う生き物で、理解できなくて当たり前の生物だと思って接して下さい、ということだそうです。
そうすることで、母のイライラも解消するし、いい意味で諦めもつくし、違った教育の手段も考えられるとのこと。
当時下の子はまだまだ本性が表れていない年齢。
上の子はしっかり女子だったので、なんら困っておらず、当時の私は人ごとのように聞いていたのですが・・・
最近になって嫌というほど痛感しています。
下の子男子は本当に別の生物だと。
本当に・・・日本語が通じない(涙)
いや、言葉は分かっているはずなのですが、意味をしっかり自分事と理解して自分の行動に繋げない、繋げられない、繋げたくないから繋げない。
言われたこともすぐ忘れる。
例え奇跡的に覚えていても、しない、やりたくないからやらない。
それが正しいことだと分かっていても、やらない、やりたくない。
自分のやりたいこと楽しいことが最優先です。
やらなければいけない事なんて・・・なんだそれ?面倒臭いからや~らないという感じです。
もちろん、やりたいことをやる為に、先にやらなければいけないことを片付けるなんて素敵な発想は自らはしません。
なので、やらなければいけない事を放っておくと、やっていないことの山が大量にできてきて、日常生活に学校生活に支障をきたすまでになってきます。
それで怒られ、痛い目にあっても、またそれの繰り返し。
全く学びません。
かなりの不屈の精神をお持ちです。
怒るたび、またかまたかと親の精神はこれでもかと言うほどすり減るのに、子は同じことの繰り返しです。
全く学び行動を改善しません。
奇跡的に改善してもせいぜい1日2日です。
親は虚無感に襲われます。
言ってもやらない、でも言わなければもっとやらない。
家でも学校でも。
色々なアラが大量に次から次へと出てきます。
それが繰り返しの日々です。
どうしたらいいのでしょうか。
やらなければいけないことは、やらなければいけないのです。
塾長さんはああ言っていたけれど、犬だと思っても無理です。
それでもこの生物を人間として実際育て上げなければいけないのです。
もうどう接すればいいのか分かりません。
悟りの境地にでも入らなければ疲弊する一方です。
もう母は理解できなさ過ぎて日々「無」になりたい気分です (‐ ‐)
|