先日、我が家の下の子(小4男子)が通う都内の公立小学校で、一昨年ぶりの運動会が行われました。
緊急事態宣言が5月末まで延長された為、運動会の日程と重なってしまったのですが、それでも予定通り行われました。
・・・と言っても例年通りの運動会ではありませんでした。
昨年は、運動会を始め、行事という行事が軒並み中止になったので、今年はどうなることかと思いましたが、規模縮小、時間短縮、参観者制限など色々対策をしながら行われましたので、その様子を紹介したいと思います。
目次
種目の変更
一昨年までは、開会式、閉会式、準備運動、紅白対抗全校競技、応援団による応援合戦、全校ダンス、学年別団体競技、学年別徒競走、学年別表現、選抜リレー、など競技目白押しで、丸一日の運動会でした。
紅白に分かれて点数を競い、子供達も大盛り上がりの運動会でした。
今年は・・・
開会式、閉会式は教室のテレビでオンライン映像を見る形で行われたようです。
そして、種目は学年毎の徒競走と学年毎の表現のみ。
他は一切無しでした。
なので、紅白に分かれることもありませんでした。
午前中でサックリと終わる運動会でした。
プログラムの変更
例年なら、1年生の徒競走が終わったら3年生の表現、その次は5年生の団体競技・・・などと色々な学年の種目が散らばってプログラムが構成されていました。
なので児童は校庭に並べられた椅子に座って待ち、自分の学年の出番になったらその都度準備しに行くという方式でした。
けれども今年は・・・
学年で時間を決め、学年交代制で行われました。
学年毎に徒競走と表現を立て続けに一気に行い終わらせ、次の学年と交代。
出番の学年以外の学年は、教室で待機しながらテレビで行われている運動会を見る方式でした。
この方式は、児童が立て続けに2つプログラムを行うので大変ですが、児童の移動を極力抑えられていました。
参観者の制限
例年でしたら、両親はもちろん、おじいちゃん、おばあちゃん、地域の人など色々な方が参観OKでした。
しかし今年は・・・
児童1人につき参観は1名まで。
児童の学年クラス名前入りの入場カードが児童1人につき1枚事前に配られ、そこに入場者名と体温を記載して受付に提出してからの入場となりました。
しかも、その入場カードは無くしてしまっても絶対に再発行しませんので絶対に失くさないでくださいと運動会の直前に配られました。
そして、自分の子供の学年の出番になったら入場し、その学年が終わったら入場した門とは反対の裏門から出るという流れ。
次の回に兄弟児がいても、必ず一度出てくださいとのことでした。
また次の回の別の保護者にビデオやカメラの受け渡しを運動場に残ってすることも禁じられました。前の保護者は必ず一度出てから学校外で受け渡しをして次の保護者は入場して下さいとのことでした。
かなり徹底していました。
なので、今年は自分の子供以外の学年の種目を見ることができませんでした。
子供のマスクは・・・
運動会が行われると聞いて、まず心配したのが子供のマスク。
運動会はどうしても学年単位の大人数で行動するので、整列時や待機時、距離を取ったり話さずにいるのは難しいですよね。
なので屋外とはいえ、マスクを取る場面があるのであれば親として心配でした。
どこまでつけて、どこで外すのか。
失くしたり落としたりも出てきそう。
そう思っていたのですが、実際はマスクを常時つけている状態での運動会でした。
徒競走の時もダンスの時も常にマスクをつけていました。
徒競走など結構激しい運動だと思うのですが、つけたまま走っていました。
でも子供も練習で慣れたのか、それほど暑い日ではなかったからか、短時間だったからか、みな普通に走れていました。
表現ダンスもそこそこの時間、飛んだり跳ねたりもして踊っていましたが、みな最初から最後までマスクをつけ、頑張って楽しそうに踊っていました。
最後に
異例づくしの緊急事態宣言下の都内での運動会でしたが、やはり子供は楽しそうでした。
徒競走で思うような結果が出なくても、最後まで走り切り、ダンスも皆で力を合わせて踊り切り、キラキラした表情をしていました。
やっぱり運動会っていいなと改めて思い、胸がいっぱいになりました。
そして、こんな状況下でも色々な対策を講じて運動会を開催してくれた学校関係者の方に感謝の気持ちでいっぱいになりました。
もちろん、いつもの、コロナの心配などする必要のない普通の運動会が良かったけれど、今回は色んな本当に色んな意味で思い出に残る運動会になりました。